夢はうたかた

キスマイの音楽の話を好き勝手書いていた場所

"寂しさに耐える"―「RIDE ON TIME」#1#2を見た

 

ジャニーズを取り上げるドキュメンタリー番組「RIDE ON TIME」。仕組みが良く分からないのですが、いまシーズン4らしいです。今回は我らがキスマイ、2回目の特集です。次回18日が3話、25日が4話です。

 

ぼんやりと1話2話を見ていて、自分の好きなキスマイがここにある、と感じました。

皆がそれぞれの場所で口にするのは、「ここで終わらない」「まだまだ上を目指す」という趣旨の言葉ばかり。「歳だから踊れないって言われたくない」という千ちゃんの言葉には、グッとくるものがありました。キタミツの「おもろいことずっとやってたい、いい意味で期待を裏切りたい」もよかったですよね…。

キスマイは6歳差のチーム。最年長のキタミツ(今年37)と、31歳にもうすぐなる千ちゃん。悪い意味ではなく、見えている景色はそれぞれで。それでも個性を磨いて自分なりに模索して、表現を追求する姿は、どこかで重なるような気がしました。そうした瞬間にこのグループは輝くんだろうなぁなんてカッコつけたことを考えたりもします。

 

第1話冒頭。ライブの演出に使うお花の検討中。その後も全く登場していない横尾さんが足したいといった花は、「カタクリ」でした。カタクリは花を咲かせるまでに6年近くかかるということで、自分たちに似ていると思う、と。こういう提案に対して、ものすごく肯定してくれる宮田くんが好きです。横尾さん、カタクリどこで見つけてきたのですか。歳時記ですか?こういう横尾さんが本当に好きなのです。

 

「まだ10年」。

 

10年間で7人が横に並んで、それぞれの道を開拓して、戻ってくる場所がある。そして、それを応援するファンがいる。そんな地盤が整いつつあるのかな、と思います。これからも、キスマイとなるべくゆっくり歩いて行けるように―

すこし俯いて咲くカタクリ花言葉には"寂しさに耐える”というものがあるそうです。耐えた先につける花の美しさや儚さは、確かにキスマイに重なるものがあるかもしれません。

「まだ10年って感じっす」と笑って言える最年長がいるキスマイの、今後のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。