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白球を追う音の葉

野球音楽オタク横尾渉風味

徹底するということ。

 

突然だが、私がKis-My-Ft2の中で最もアイドル性を感じるのは、二階堂高嗣氏だ。

 

ソロ曲『ジョッシー松村のSCREAM』のタイトルが解禁された時、「ネタ曲かー」みたいな声が多かった。

私も「ジョッシー誰やねん」などとツイートしていた。

試聴開始後は、その音楽性に吃驚している人が多かった。

私も思ったのだが、水曜日のカンパネラのようなラップが特徴的な、ちょっとザワつくサウンドだった。

設定もかなりぶっ飛んでいて、ニカの頭の中にはいったいどんな世界が広がっているのだろう、ちょっとでいいからのぞかせてくれと思った。

にもかかわらず「Ready set go」での力強い声。

ここで一気にジョッシーからキスマイの二階堂に引き戻される。

しかし次のおそらくサビにあたる部分からは、チアリーダーのジョッシーになる。

本気でふざけているのだが、その中にはしっかりと「アイドル」二階堂高嗣としての魅力があって、その自己プロデュース力にただただ圧倒された。

 

今日はMV解禁の日だったので(自坦そっちのけで*1)10時に更新ボタンを連打した。

ジョッシーつまり女子に扮したニカは、笑顔の作り方から何からちゃんと女子だった。

そこに二階堂高嗣の仕事魂を感じる。

 

そもそもこの歌詞の中では「キスマイが好きで、特に玉ちゃんが好きな女子」をうたっている。

一人一曲ソロ曲が与えられて、表現ができる場で。そこでそんな発想になるだろうか?

もちろんかっこいい曲をバシっと決めてきたら、「やっぱりニカちゃんはカッコイイな」となっただろう。

ネタ曲と言っても、もっと違ったネタもあったろう。

オバカな青春ソングなのに、なんだろうこの圧倒的な魅力は。

 

私は、そんなニカがちょっと怖い。

 

何の番組でも徹底的に「恋愛よりも仕事が大事」と主張する。

「明るい元気キャラですが」なんて言われた時には「キャラじゃない」と否定しつつも、プライベートな部分は全く見せようとしない。

 

私はアイドルというのは、そもそもプライベートなんて見えちゃいけないのだと思っている。ずっと手の届かない存在であるべきだと思うのだ。

「へー、アイドルの○○もマック行くんだね」みたいな。そういうのはいらない。

「芸能人は、ましてやアイドルって遠い存在だな」と消費者たる私たちを思わせるようでないといけないのかな、と。

 

一方で親近感を持たせる、というのもやっぱり戦略の一つだとは思う。

結局秋元康氏の「会いに行けるアイドル」戦略は大きな成功を収めているというのは明らかである(ファンの数やCDの売り上げ、イベントの規模など数字で見えるものだけでカウントしたとしても成功していると言える)が…私が述べたいアイドルとは少し性質が異なるので、ここでは深く言及しない。

 

アイドル業界にあまり明るくないのでこんなことを言っているが、あくまでも遠い存在だからこそ大きな価値を持つ、という売り方(好きな言い方ではないが)はもう古いのだろうか?

ニカがそう思っているかどうかは全くもって分からないけど、きっとニカの中には一本の筋みたいものがバシッと通っていて、こうあるべきという思想があるのではないかと思う。

それに基づいて、オフな部分つまりオンな「アイドル元気なニカちゃん」以外の面を出さないようにしているのではないだろうか。

 

ニカはものすごい仕事人だ。

完璧な自己プロデュース力。

自分の魅力、キスマイの魅力、バラエティ番組でどうやって爪痕を残すかなどなど。

そんなことをきちんとわかっている人なんだと思う。

(偉そうなことを言ってしまっているが、本当の意味で私は上記の3つを理解しているとは到底言えない。)

 

ジョッシーに限らず、様々な場面での立ち振る舞いなどこのプロデュースが綿密な計算のもとで成り立っていたのであれば、私はやっぱりニカがちょっと怖いし、それだけ敬意を表したいとも思う。

もしこれが偶然だったとしても、やはり敬意を示さずにはいられない。

 

熱く語ってしまったがこの曲は残念ながらまだ発売されていないCDに収録されているのだ。

きっとフルで曲を聴いて、MVもフルで見たときにはもしかしたら違う気持ちになるのかもしれない。

そう思ったので、一つの記録としてここに書いておこう。

 

(↑これ、実はよくわかっていない。

キスマイだけをターゲットにしていないブログなので、もしかしたら興味を持ってくれる人が現れるかもしれないという気持ちから貼っておく)

*1:かわいいに決まっているので後でゆっくり鑑賞すればいいやと思っていた